今回、クロームブックの「HP Chromebook 14a」がAmazon限定で発売されました。
値段と機能のバランスが非常に良かったので今回レビューします。
以前、使っていたパソコンが2012年発売のDELLのパソコンで、すごく頑張ってくれていたのですが、再起動を繰り返すなど故障寸前だったので、新しいパソコンを探していました。
しかし、パソコンに10万円、20万円といった高いお金をかけられる状況でもなかったので、安価なクロームブックにターゲットを絞り、良い商品が出ないか待っていました。
そして私の条件に合ったこのクロームブックが2020年7月に発売され、すぐに嫁に交渉!
値段が「39800円」だったこともあり、嫁も快諾してくれました!
今回はこのクロームブックの実際に使ってみた感想やメリットとデメリットについてお伝えします!
前提として私はあまりパソコンには詳しくありません。
ただこのクロームブックは私のようにあまりパソコンにこだわりのない方にはすごくオススメですので、ぜひ参考にしていただければと思います。
それでは早速紹介していきたいと思います!
そもそもクロームブックって?
クロームブックはほとんどのPCユーザーが使っている「Windows」や「Mac」とは違うグーグル独自に開発したOSになります。
主に特徴としては以下の3つです。
・電源を入れてから作業開始までに1分かからない
・データはクライド上で保管
・クラウド上で作業しているため、ウイルス対策が不要
要はパソコン自体にデータが保存されず、セキュリティ面も安心で、データをクラウド上に持つことでパソコン自体の動きが軽い特徴を持つパソコンということになります。
作業や保存をクラウド上に頼るため、パソコン自体のスペックを低くしても快適に動くのがクロームブックです。
そのおかげで安くパソコンを提供することが可能となっています。
それでは私が感じたメリットとデメリットを説明していきたいと思います。
メリット
起動が早すぎる!
今まで使っていたパソコンは2012年発売だったことあり、パソコンの電源を入れてから作業に入るまでに結構時間がかかりました。
私はブログを書いているので、大体夜に作業をします。
パソコンの電源を入れたあとに、ログイン画面までに約3分、ログインしたあとに約3分かかりましたのでその間に歯を磨いていました笑
しかし!
このクロームブックは起動にかかる時間が短くてストレスなく作業に入れます!
パソコンの電源を入れてからストップウォッチで計ってみたらこんな感じでした。
・15秒でログイン画面
・45秒で作業開始
1分以内には作業に入れます。
歯を磨く時間もありません笑
とにかく起動が早い!
CMでは6秒で起動!みたいなキャッチフレーズでそこまでではないものの、それに匹敵する起動の早さです。
パソコンがサクサク動く!
とにかくパソコンがサクサク動きます!
以前使っていたのが、8年前のパソコンだったので「そりゃ快適に動くだろ!」と思われるかもしれませんが、それを差し引いてもとにかくスムーズに動きます。
やはりパソコン自体にデータを保存しないので、動作が軽いのかもしれません。
このブログを書く時間も、非常に早くなりました。
前のパソコンはネットサーフィンやブログの作業にも時間がかかっていました。
光回線の容量が少ないからだと思っていましたが、原因はパソコンでした。
働きながらブログを書くのは時間との勝負なので非常に助かってます。
安いパソコンだったので、期待はあまりしていませんでしたが、ここまでサクサクな動きなのは驚きでした。
キーボードが日本語
クロームブックに購入する際に比較していたのが
「Google Chromebook Lenovo ノートパソコン 14.0型フルHD 英語キーボード S330」でした。
こちらは「34,800円」で値段も、今回買ったHPのパソコンよりも5,000円ほど安いクロームブックです。
ただこれが「英語キーボード」だったの不安でした。
クロームブック購入を機に英語キーボードに慣れるか・・・
と諦めかけていましたが、今回購入したHPのクロームブックは日本語キーボードだったので安心しました。
クロームブック自体があまり市場に出回っていませんが、日本語キーボードのクロームブックで「39,800円」の値段よりも安いものは中々ありません。
やっぱり、日本語キーボードの方が入力しやすいなーと思います。
キーボードがバックライトで光る
キーボード関連でもう一つのメリットが「キーボードのバックライト」です。
このようにキーボードがバックライトで光ります。
私は暗闇でパソコン作業をすることが無いのでメリットを感じることができませんが、当然、無いよりは有ったほうがいいかと思います。
もしかしたら子供や奥様が眠っている暗い部屋で作業しなければならない方もおられるかもしれないので、そういう方はメリットを感じることができるかもしれませんね。
ソフトウェアの更新期限は2026年6月まで!
クロームブックはソフトウェアが自動的に更新されていきます。
クロームブックの大きな特徴の一つが「更新期限がある」ということです。
6週間ごとにバックグラウンドでクロームOSの更新が自動的に行われます。
この更新期限が「2026年6月まで」となっています。
簡単に言えば2026年6月以降はセキュリティの問題でパソコンが使えなくなります。
特殊なことをすれば使えるのかもしれませんが、とりあえず使えなくなると思っておいたほうが良さそうです。
とりあえず私はあと6年使えます。
パソコンは6年も使えれば十分かと思いますし、買い換えるにしても4万円という安価なので1年あたりの費用で考えれば十分コストパフォーマンスはあると思います。
IPS画面なのでどの角度からも画面が見やすい
このクロームブックの画面はIPS方式となっており、どの角度からも画面が見やすいです。
これにはメリットがあって、長時間パソコンを触っている場合、椅子にもたれたりして姿勢が変わることがあります。
通常であればこの姿勢に合わせてパソコンの画面の角度を都度変えたりする必要がありますが、IPS方式であれば画面の角度を変える必要がありません。
これは先程比較検討していたLenovoのクロームブックではTN方式だったので、個人的にはIPS方式のほうが良いと思います。
ただゲーム等を行う場合はTN方式のほうがよいという意見もあり、このあたりは使用目的に合わせていただければと思います。
逆にカフェや新幹線等、第三者の目がある場所では、隣の人に見えてしまう可能性が高くなるので注意が必要です。
私のように家でネットで調べたり、ブログを書く分にはIPS方式の画面のほうがメリットがあると思います。
フルHDで最低限の画面の綺麗さは確保されている
画面は「フルHD」なので、普通にパソコン作業をする場合には全く問題がありません。
確かにYou Tubeやアマゾンプライムで映画やアニメを見るときには4Kと比べると物足りなさはあります。
ただパソコンに4Kの画質を求めると、値段が上がってしまうので、映画やYou Tubeは4Kテレビで見ることをオススメします。
もちろん私の場合はクロームブックのフルHDでも、映画やアニメを見ても十分楽しめます。
バッテリー稼働時間が12時間
バッテリーは12時間稼働する仕様となっています。
確かに長時間使用していても、バッテリーの容量がなかなか減らないです。
1泊2日の出張ぐらいだったら、充電コードを持っていかなくても大丈夫じゃないかと思います。
シンプルなOSなので、消費電力も少ないのかもしれません。
頻繁に充電する手間を考えれば稼働時間が長いのはありがたいです!
中国メーカーではない
実はLenovoのクロームブックの購入を迷っていたのは、中国メーカーだったからです。
商品としての性能としては申し分ないのかもしれませんが、やはり中国製よりは日本、米国、台湾ぐらいのメーカーの方が安心感はあります。
今回HPが4万円を切る値段で提供してきました。
Lenovoとの価格差が5,000円ぐらいしか無かったので、HPの方を優先した経緯も正直あります。
デメリット
Microsoft Officeが入っていない
クロームブックにはMicrosoft Officeは入っていません。
会社ではMicrosoft Officeを使用されている方がほとんどかと思います。
もし、仕事用でとしてクロームブックを使用される場合は注意が必要です。
クロームブックではドキュメント、スプレッドシート、スライドがあります。
これはWindowsではWord、EXCEL、PowerPointにあたるものです。
プライベートで使用するにはこれらの機能で十分かと思いますが、仕事との互換性を気にされる方は、WindowsのPCを選択するのが無難です。
クロームブックでも有料版のMicrosoftOfficeをダウンロードすることは可能です。
またドキュメント、スプレッドシート、スライドもWord、EXCEL、PowerPointと全く互換性が無いわけではないので、なんとかなるケースも出てくると思います。
プライベート用としてはクロームブックで十分かと思います。
ネットが繋がらないとできることが少ない
これはクロームブック共通ですが、ネットに繋がらないとただのポンコツになります。
クロームブックで可能な作業のほとんどが「クラウド上」です。
ネットに繋がらなくてもドキュメント(Wordみたいなもの)やスプレッドシート(EXCELみたいなもの)で作業できますが、基本的には何もできないと思ってください。
特にクラウド上で保存していたものを呼び出して使用することが多いので、ネットに繋がらないと前回の続きの作業ができません。
まあ私の場合、家での作業がほとんどで、ネット環境もあるので特に影響はありません。
出張したときもWi−Fiのあるカフェ等で作業できるので大丈夫かと思います。
PCにインストールが必要なツールは使えない場合がある
PCにインストールが必要なツールは使えない場合があります。
例えば「iTunes」はWindows版とMac版があると思いますが、クロームOS用のものはありません。
これに限らず大概「Windows版」と「Mac版」用のツールがほとんどなので、今まで当たり前のように使っていたツールが使えなくなる場合があります。
WindowsやMacから乗り換えする場合は、注意が必要です。
基本的にはクラウド上、ネット上で完結できるものしか使えないというぐらいの感覚でちょうどだと思います。
キーボードのファンクションキーがいつもと違う
日本語キーボードを気に入っていますが、ファンクションキーが普通のキーボードと異なります。
普通のキーボードでは「F1」とか「F2」という表記でしたが、クロームブックは異なります。
こちらはグーグルのホームページから引用しています。
このようにボタンの見た目がいつもと違います。
とりあえず慣れるまでキーを覚える必要がありますが、慣れれば大丈夫かと思います。
画面は120度ぐらいまでしか開かない
安価で提供している一つの要因と思われるのが、タブレットのようには使える仕様になっていないことが考えられます。
角度としてはここまでは開きますが、これ以上は開きません。
最近ではタブレットとノートパソコン両方の機能を兼ね揃えているものがあり、360度まで開くものもあります。
このクロームブックはタブレットのようには使えないということを認識いただければと思います。
HDMI端子が無い
このクロームブックの端子関係は以下のとおりです。
USBのType−Cがありますので、だいたいこれで解決します。
個人的に残念だったのが、モニターとの接続です。
クロームブックにはHDMI端子がありません。
少し前に買ったモニターもHPで購入したのですが、こちらにはUSBのType−Cが無く拡張することができなかったのです。
結局は「HDMI」⇔「USB Type−C」の変換ケーブルを購入する羽目になりました。
今はこれでモニター拡張しています。
2000円程度でしたが、やむを得ない出費でした。
今のところはこちらで問題なく画面拡張できています。
キーボードは少し柔らかい感触
キーボードは少し柔らかい感触です。
しっかりとキーボードを押したい方には少し物足りないかもしれません。
その代わりキーボードを打ったときの音は静かだと思うので、メリット、デメリット両方あるかなと思います。
スピーカーは良くも悪くもなく・・・
スピーカーはあまり期待しないほうがいいと思います。
私は「すごく普通」に感じました。
イヤホンで聞けば全く問題ありませんが、スピーカー重視の方は注意が必要かもしれません。
タッチパネルである必要はないかも
一応タッチパネル対応ですが、先程も申し上げたとおりタブレットのように360度開かないのでタッチパネルをどのように活かせばいいのかわかりません。
ノートパソコンでタッチパネルである必要性について誰か教えて下さい笑
結論
パソコンにあまり詳しくない私が一般人として感じたメリットとデメリットを紹介しました。
おそらく動画編集やゲームを行うには、もっとパソコン自体のスペックが高いものを買った方が得策なのかなと思います。
それでもこれだけの機能・メリット面があって「39,800円」は安すぎると思います。
最初にも言ったとおり、パソコンは10万円〜20万円ぐらいお金がかかると思っていた人間からするとこのパソコンが4万円以下で手に入るというのは衝撃です。
とにかくサクサク動く!
安い!
最近のクロームブックでもかなりコストパフォーマンスに優れていると思います。
かなりおすすめの機種なので、今パソコンの買い換えを検討されている方は、選択肢の一つに入れていただければと思います。
こちらはアマゾン限定価格となっていますので、気になる方はチェックしてください!
1年ぐらい使って新たにメリットやデメリット面が発見されたら、またレビューしたいと思います!
よろしくお願いいたします!
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